底冷えする冬が到来している感じがします。背中がぞこぞこ悪寒がしていませんか？今日は最近、インフルエンザと共に大人もしばしばかかることがあるアデノウイルスについて少し話をしたいと思います。アデノウイルスは夏場に子供で流行ることがあるウイルスで、その特徴からプール熱などと呼ばれています。サマーキャンプ、プールなどで子供が結膜炎（目が充血する）を起こし、あっという間に広がっていくことがあります。感染力は強く、家族内、学校などで広がっていきます。結膜炎以外に、扁桃炎による喉の痛み、発熱などの症状が起こります。子供がかかると世話をする親にかかることもあります。大半は5日程度で改善しています。アデノウイルスの流行の時期は、通常6月から始まり、7-8月がピークであるのに対し、今年のアデノウイルスの流行は9月から現在にかけて例年以上に強い状態で続いています。インフルエンザ以外にアデノウイルスによる風邪症状も注意しないといけません。またインフルエンザやアデノウイルス感染後、冬場は免疫力が低下しており、2次感染（混合感染）による気管支炎、気管支肺炎、肺炎などの合併が増えています。仕事で疲れ、子育てで疲れ、風邪症状が治りきれず、咳が続いている方は外来まで、ではでは👋因みにアデノウイルスの検査キットはしてません。症状と所見と問診でほぼ診断可能です。