ブログ
超音波(エコー)検査
桜も散り始め、新学期スタートの時期ですね🌸 新学期と言えは入学式や学校健康診断の時期です。当院では今年から新たに、緑ヶ丘・第二幼稚園の園医と引野小学校の校医、去年に引き続き引野中学校の校医をしています。当院の定期患者さんの診療を通常通り行えるように休み時間などを利用して、児童生徒の定期健康診断を行いますが、人数次第では通常の営業時間に少し影響が出ることをご理解のほどよろしくお願いいたします🙇🏻♂️
さて今回、当院で行っている検査の超音波検査・エコー検査について少し触れたいと思います。超音波検査・エコー検査はプローブからでる超音波を用い、体ほとんどの臓器を無侵襲で検査することができます。逆に超音波・エコー検査ができないところと言えば、骨に覆われた頭蓋内、空気だらけの肺の中、食事に影響を受けやすい胃や大腸の中などのなります(肺の外側にたまる胸水などは観察することができます)その他、頸動脈、表在リンパ節(頸部、腋窩、鼠径部)、甲状腺、乳腺、心臓、腹部、下肢動静脈、関節などは観察可能です。プローベを操作することで任意の断面で観察することができ、カラードプラーを使って血流も確認することができます。勿論痛みはありません。頸動脈エコーではプラーク(粥腫)の有無や動脈硬化による壁肥厚、カラードプラーによる血流の評価、脳梗塞のリスクの判定、表在リンパ節エコーでは、反応性リンパ節、悪性リンパ腫、がんの転移などの検索、甲状腺エコーでは甲状腺機能低下症、亢進症で起こる血流の変化に加え、甲状腺腫(良性腫瘍)やのう胞、がんなどの評価ができます。乳腺(乳房)エコーでは乳がんや腋窩リンパ節の評価、心臓エコーでは弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症及び狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症)や心臓の収縮率、心筋梗塞の有無、腹部では各臓器ごとの検察(膵臓、肝臓、胆のう、腎臓、副腎、腹部大動脈、脾臓、前立腺、膀胱、子宮)、下肢動静脈では血栓や動脈硬化の有無、下腿浮腫の精査など行っています。✳️女性の方で検査が恥ずかしいという場合は、当院女性スタッフや家族も一緒に入っていいただき施行しています。どの検査も大体15分程度の時間がかかります。
超音波検査なら受けてみたいというあなた、それではまた👋外来で、ではでは