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熱 発熱 不明熱 検査 北九州
夏ですね。山笠があるけん、北九たいと声が聞こえそうは太鼓の音と人の熱気を感じます😆今日は発熱、特に不明熱について少し、自分の意見、見解、経験を含めて書きたいと思います。不明熱とは、治療や検査しても、なかなか診断がつきにくい持続する発熱のことを言います。夏場は熱中症で高熱になることが有名です。またそれ以外にも発熱の原因として夏場に流行る感染症、まずはこの除外が必要です。夏風邪として有名なのが、コロナウイルス、エンテロウイルス(コクサッキー、エコーウイルス:手足口病やヘルパンギーナの原因ウイルス)アデノ、ライノ、パラインフルエンザウイルスなどです。これらは小児が多くはプールなどでかかり、それを介護して大人がかかることもあります。大人も直接かかることもあり得ます。大人ではあまりこれらのウイルスを検査することがなく病歴をしっかり聞かないとわかりません。子供に接する仕事をするかどうか、身近に小さなお子さんがいるかどうか問診で確認することが必要です。他に伝染性単核球症を引き起こすサイトメガロウイルス(CMV)、EBウイルスなどは思春期の方、若い男女の方が起こしやすいです。伝染性紅斑(リンゴ病:パルボB19ウイルス)は大人でほっぺが赤くならないとわかりにくいことがあります。感染症以外に膠原病・自己免疫疾患の全身性エリテマトーデス(SLE)やリンパ腫、薬剤熱、甲状腺疾患などは最初わかりにくいことが多く、診断に難渋することがあります。当院では各種採血、抗体検査、必要時胸部レントゲン、心臓エコー、甲状腺エコー、胸腹部CTやMRI(外部委託)など行い診断し、治療しています。詳しいことは外来で👋
