認知症
既に11月となり、今年もあと2ヶ月をきろうとしています。今年こそは運動しようと決意したはずのあなた🫵🏻達成できていますか?ハロウィンも終わり、冬に突入しています。寒くなってきましたね🎃 最近はコロナの数は減ってきましたが、インフルエンザが今年は増えつつあります。さて今回は認知症をテーマに少し、自分なりの考えを話したいと思います。日本は世界屈指の長寿国であり、人口の高齢化が進みました。それだけ豊かな国なのだと思います。65歳以上が人口の約14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた社会を超高齢社会と呼んでいます。北九州市は既に30%を超えており、政令指定都市の中でトップです。関東や大阪の都市は北九州市が現在抱えている高齢化の問題をどの様に対応していくのかを今後日本が抱える高齢化社会の最先端の都市モデルとして注目しています。そもそも認知症とは一度獲得した能力(学習、記憶、知覚、運動、社会的認知など)が、以前の水準から有意に低下する状態を言います。昔は痴呆と言っていました。一般的にボケてしまう状態が持続した状態です。認知症は65歳頃から見られだし、75歳以上で人口の約10%、80歳以上で20%、85歳以上で40%、90歳を超えると60%、95歳だと80%と年齢が上がるにつれて、その割合も増えてきます。加齢の一部だと言えばそこまでですが、もちろん生涯認知症がなく、生活する方も沢山おられます。認知症を大まかに鑑別すると最も多い、アルツハイマー型認知症(短期記憶障害が主体、取り繕いや振り返り兆候が特徴的)、レビー小体型認知症(パーキンソン症状と小さい動物、虫などの幻視が特徴的)、前頭側頭型認知症(頑固、反社会的、社会に属さない、失語)などがあります。他にも脳血管性認知症やこれらの複合型などがあり、診断が難しいことがあります。当院では、認知症を疑う方や本人からの申し出、家族からの心配などを確認し、長谷川式認知症スケールや頭部CTやMRI(VSRAD)など行い、鑑別し、必要時治療をしています。(⚠️検査は近くの東筑病院に行っていただきます)勿論、専門医への紹介もしております。治療にはドネペジル(アリセプト)やメマンチン(メマリー)などを選択することが多く、認知症周辺症状やせん妄などの状態の把握や対応を行っています。詳しいことに関しては外来でではでは👋