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フルミスト点鼻液 インフルエンザワクチン
台風10号が過ぎ、少し涼しく、秋の訪れを感じ始めたこの頃です。皆さんどうお過ごしですか?今日は今後、秋に始まるワクチンについて少し話したいと思います。毎年流行するウイルス感染症として、コロナやインフルエンザが有名ですが、それらに対して、近年ワクチンの開発が盛んに進んでいます。中でもインフルエンザのフルミスト点鼻薬(国内初認可)やコロナウイルスに対してこれも国産初のワクチン ダイチロナなどが今年2024/2025シーズンに解禁されます。今回はインフルエンザのフルミスト点鼻液について少し話したいと思います。対象年齢が、2歳から18歳になっています。国内初と言っても、アメリカでは2003年、ヨーロッパでは2011年頃から海外では使用せれているインフルエンザワクチンです。アメリカでは適応が49歳まで拡大されています。左右の鼻腔に0.1mlずつ点鼻することにより、あの注射の恐怖から泣き叫ぶお子さんを助けることができます。点鼻藥なので、鼻汁、鼻閉、鼻咽頭炎、頭痛や鼻を噛み過ぎで鼻出血などが副作用としてあります。ただし、プラセボ群(インフルエンザワクチンを入れてない群)との比較であまり差がないことを見ると、点鼻で行う分、鼻の症状が出やすいだけだと思います。またインフルエンザ症状を起こすこともあり、これは鼻腔からの血中への移行が良いのだと考えます。1回の点鼻で今まで2回注射が必要だった年齢の子供もインフルエンザの予防効果が1シーズン期待できます。小児科のクリニックでの使用が優先されるため、当院での取り扱いは限りがあり、予約が必要となります。通常のインフルエンザワクチンは例年通り、予約なしで行う予定ですのでご安心ください(履いてますよ🩲)何かわからないことがありましたら、外来で、ではでは👋 近いうちにコロナワクチンについても書きたいと思います。