迷走神経反射 めまい ふらつき 失神
長い雨が続きますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 夏場になりよく外来で診る症状についてお話ししたいと思います。若い世代の特に小柄な女性で長時間立っていたり、座っていても睡眠不足やストレスが溜まっていると、迷走神経反射といって、めまい、ふらつき、頭痛、吐き気、嘔吐、冷や汗、目の前が真っ暗になって失神してしまうなどの症状が出ることがあります。同じ姿勢を維持し続けるのは自律神経にストレスをかけます。交感神経、副交感神経が常にバランスをとってその緊張を和らげるように血圧や心拍数を増減させることによって保っています。しかしストレスや不眠、過度の緊張、下痢、痛み、寒さなどの刺激、座りっぱなし、立ちっぱなしで交感神経が抑制され、副交感神経である迷走神経が緊張した状態になった結果、心拍数が低下し、血圧が下がり、失神することがあります。緊張を解いたり、休憩したり、座りっぱなし、立ちっぱなしの場合は足を動かしたりすることが対応策の一つです。勿論失神したときは横になると通常数分で改善します。当院では小柄で低血圧の方に関してはしばらく漢方による治療を行うこともあります。詳しい事は外来でではでは👋